志望動機で「なぜその企業でなければいけないのか」を的確に伝える方法と大切な5つのポイントを知って内定に近づこう!
ESや面接で志望動機は必ず聞かれますが、なぜか一番答えるのが難しい質問ですよね。
本気で第一志望の企業として選考に挑んでいても、その熱意・やる気を上手く伝えることが出来ないなんてことはありませんか?
「ここで働きたい!」という気持ちを伝えるだけでは面接官にも響きませんし、かと言って志望動機をきれいにまとめられない。
そんな悩みを抱えている方は多いと思います。
今回はその志望動機を答える際の悩みを解決するために『なぜその企業でなければいけないのかを的確に伝える方法』というテーマについてご説明していきます!
気の知れた友人であっても、自分の思いを伝えるのが難しいのに、初対面で目上の方に思いを伝えるのはもっと難しいです。
この記事で一緒に方法を学んで、好印象を残せるコツを身につけましょう!
なぜその企業じゃないとダメなのか
まずあなたに聞きたいのは「なぜその企業でないといけないのか」ということです。
同じような仕事が出来る企業は日本中に数えきれないほど存在します。
それらを徹底的に調べ上げた上で、ここでしか出来ないことがしたいからこの企業しかないんだ!と強く言える方は少ないのではないでしょうか。
とは言え、選考から選考までの期間で、もしくは始めからその業界にのみ焦点を当てて調べ上げるということもなかなか出来ることではありません。
そのため、表面的な企業研究やざっくりとした業界研究しか出来ず、悪い言い方をすると薄っぺらい志望動機しか述べられないといった事態に陥っているのだと思います。
しかし、それでは面接官も「この学生は本当にこの会社で働きたいと考えているのか?」と思わざるを得ませんよね。
第一志望であってもそうでなくても、やる気や熱意を持っているのにも関わらず上手く志望動機が考えられずに、そんな風に思われてしまうのは避けたいところです。
では、どうすればいいのか。
ここで大切なのは、『働く上での目標を考えること』と『その目標を達成するための機能・特徴がその会社に備わっているのかを調べる』という2点を行うことです!
志望動機を考える上で大切な2つのポイント!
突然ですが、就活というのはよく恋愛に例えられます。
多くの学生が就活をしていて陥ってしまう間違いがあるのですが、あなたは「内定をもらうこと=ゴール」になっていませんか?
例えば、あなたに好きな人がいたとしましょう。
その好きな人に近づくために、色々とリサーチをしますよね。
「何が好きなんだろう?」「どんな人がタイプなんだろう?」「今どんなことにハマっているんだろう?」などを知って、少しでも好きな人に好かれようとする。
その上で、どんどんと距離を縮めていき、告白をして晴れて付き合うことが出来るわけですが、この場合付き合えることがゴールではないはずです。
その先のカップルとしてのデートを楽しむ目的があったり、さらに相手との距離を縮めることを目標にしているのではないでしょうか。
少し話が逸れてしまいましたが、就活もそれと同じなのです!
カップルとしてのデートだったり、さらに距離を縮めるために頑張るところだったりに目標が無くてはいけません。
そういう意味で、まず1つ目の『働く上での目標を考えること』が必要になってくるわけです。
面接官は間違いなく「この学生は就職したらどんな風に働いてくれるんだろう?」と考えています。
そんな場面での質疑応答に、会社の良さや内定が欲しいがための熱意を述べているだけでは、やはり面接官にあなたの真意が伝わりません。
そこで「私は御社で〇〇がしたい」という具体的な目標を述べることで、あなたの熱意・やる気を伝えることが大切になってきます。
◎ あなたはその企業に入社出来たらどんな仕事がしたいでしょうか?
◎ その企業でしか出来ないと考える根拠は何でしょうか?
これらをもう一度徹底的に考え直してみましょう。
また、次の『その目標を達成するための機能・特徴がその会社に備わっているのかを調べる』ということに関しては、先程の恋愛の例でも挙げたように相手のリサーチをするという点に共通します。
相手との距離を縮めるために「どんなものが好きか」「今何にハマっているのか」を調べると言いましたが、
働きたいと考えている企業が「どんな分野に特化しているのか」「今後どうなっていこうとしているのか」などを知ることで、面接官にこの学生は良く理解していると思われる必要があります。
さらに、それらをきちんとリサーチすることで、働く上での目標をより具体的に作りあげることが出来るようにもなるのです。
入社して始めは教えてもらうことばかりになるのは当然ですが、数年経てばあなたもその企業を次なるステージへ一緒に引っ張っていくメンバーになります。
目標が具体的であればあるほど、企業の考え方と合致していれば面接官はあなたをメンバーとして迎え入れたいと強く考えるようになるのは理解できますよね。
それだけでなく、同じような仕事が出来る同業他社との差別化を図ることも出来ます。
志望動機を述べる上で一番難しいのが差別化を図ることなのですが、どこかに必ずその企業にしかない特徴や機能があるはずです。
実際に働いてみないとわからない部分に隠されていたり、内定が欲しいばかりに焦っていると見えづらかったりしますが、このリサーチは徹底するようにしましょう。
自分ではどうしても発見できないなら、OB・OG訪問を行って生の声を聴くなど、必ずしも自分で見つけ出す必要はありません。
『働く上での目標を考えること』『その目標を達成するための機能・特徴がその会社に備わっているのかを調べる』という2点の行動をきちんと行うことで、今まで上手くまとめられなかった志望動機も格段にレベルアップします。
まとめ
今回は『なぜその企業でなければいけないのかを的確に伝える方法』というテーマでお届けしてきましたが、いかがだったでしょうか。
志望動機は第一志望の企業だったとしても、面接練習程度にしか考えていない企業だったとしても同様に難しいですよね。
わたし自身も、就活の頃はこの志望動機に大いに悩まされましたし、実際にここで書いたことを完璧に実践できていたかと聞かれると答えに困るところでもあります。
しかし、今回ご紹介した方法をきちんと実践出来れば、間違いなく今までの志望動機よりも濃厚なものになると断言できます!
すでに何度も面接に挑戦して、なぜか上手くいっていないなと感じるそこのあなた。
一度志望動機を見つめ直してみましょう。
自分では完璧に作りこめていると思っていても、面接官からするとその他大勢の学生の志望動機と変わらないものかもしれません。